工場勤務から塗装職人へ!スキルなし30代が“やりたい”で転職したリアル体験談

日常

高校卒業後、やりたいことがなかった僕が、犬小屋DIYをきっかけに塗装職人への道を選んだ話。スキルなしの30代でも転職できたリアルな記録です。

きっかけは「犬小屋DIY」で感じたワクワク感

高校を卒業したあと、僕には「やりたいこと」がまったくありませんでした。
周りが夢や進路に向かって動き出しても、焦りもなく「とりあえず働いてお金がもらえたらいい」と思っていました。

卒業後は役所の臨時職員として3年。その後トラック運転手として約10年働きました。
トラックは1人の仕事で気楽だったし、キツくもなかった。でも結婚して家庭を持ち、戸建ても購入した頃、運送業特有の繁忙期の忙しさに直面。家族との時間やプライベートの自由がほとんど無くなっていたんです。

「お金には困ってない。でも時間がない」──そんなジレンマに直面し、土日祝休み&定時退社ができる工場勤務に転職。そこから人生が大きく動きはじめました。

安定を手に入れたけど、心が満たされなかった工場勤務の3年間

転職した工場では、3年で責任者に昇格しました。さらに上の役職も目指せるポジション。でも正直、同じものをただ作り続ける毎日が、どこかむなしくなってきたんです。

「本気でやりたいと思えないもの」を大量に生産する日々。責任だけが増えていき、気づいたら笑顔も減っていました。
当時37歳。誇れるスキルは普通免許くらい(笑)。家庭とローンがある中、再転職なんて現実的じゃないとも思いました。

転職への不安と決断|家庭・ローン・そして37歳の現実

そんなある日、ふと思い立って家の犬小屋をDIYで作ることに。
不器用ながらも木材を切り、組み立て、最後にペンキを塗った瞬間──「あれ?めちゃくちゃ楽しい!」って心から思ったんです。

夢中で色を塗っていた時間のワクワク、完成したときの達成感。
「ああ、これが本当にやりたいって気持ちか」と気づいてしまいました。

とはいえ、家庭もあるし、戸建てローンも残ってる。「本当に転職していいのか…?」と自問する日々。でも思ったんです。

『人生一度きり。今日がいちばん若い日だ』

30代でも、未経験でも、町の相場で給料はそこまで大きく上下しない。だったら、「やりたい」で仕事を選んでもいいんじゃないかって。

「スキルなしでも大歓迎」だった今の職場に出会えた

そう思ってからは早かったです。
転職サイトに登録し、「未経験歓迎」「手に職がつく」をキーワードに毎日チェック。そして、塗装業に絞って探しました。

やっと見つけた理想の会社。迷わず応募し、面接を受けました。
塗装業界は人手不足という背景もあり、僕をとても歓迎してくれました。いまでも本当に感謝しています。

給料よりも、やりがいと成長がある日々

正直、今の仕事は休みも少ないし、ボーナスや退職金も以前より小さいです。でも「やりたい仕事」を毎日できている実感がある。
それだけで日々が充実していて、自然と表情も明るくなりました。自分でも「あれ、若返ったかも?」って思うくらい(笑)

目標は独立!手に職をつけて自由な働き方を目指す

今は塗装だけでなく、電気工事士や給排水設備の資格を取らせてもらえるような環境も整えてもらっています。
将来的には「エコキュートの取り付け」なども覚えていく予定です。

目指すのは、スキルをしっかり身につけて会社に恩返しをし、いつかは独立して、自分の力で仕事を回せるようになること。

40代で独立?いいじゃないですか。
60歳でも70歳でも、やりがいを持って働ける人生なら、残り30年はまだまだ長い!

30代スキルなしのあなたへ伝えたいこと

最後に、昔の自分に言ってあげたい言葉を今のあなたに伝えたいです。

「30代でスキルなし、転職を考えてるそこのあなた。
今日がいちばん若い!人生一度きりだよ!」

僕のように、少しでも「これ楽しいかも」と思えることがあるなら、それがあなたの道になるかもしれません。
悩んでるあなたに、ほんの少しでも勇気が届いたなら嬉しいです。

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